ブラジル行きの飛行機について2.航空券の探し方

さて日本からブラジルへ飛ぶための航空券ですが、まず言えることは航空券の値段は1年間のうち、価格が決まっていません。

航空券の世界では昔から「ダイナミック・プライシング」を活用しています。
「ダイナミック・プライシング」とは混んでいる時は価格が高くなり、空いている時は安くなるという、需給調整のために価格を変える手法です。
ホテル業界でも昔から行われてきた手法ですが、最近でこそ日本の高速バスや、プロ野球を球場で観戦する為のチケット代などでこの方式を入れるようになってきました。

飛行機には「ファーストクラス」、「ビジネスクラス」、「エコノミークラス」の3つのクラスが基本です。また会社の方針や機材の大きさにより、1機の飛行機に2つのクラス、エコノミークラスだけ、ビジネスクラスだけの航空会社があります。
加えて、経由地・途中降機(電車で言う途中下車のことで、1都市に24時間以上滞在すること)の有無・航空券全体の有効期間(最長1年間)・旅程変更の可否という、どれだけ自由度が高いかによっても価格が変わります。
つまり上のクラス、かつ自由度が高ければ高い程、航空券の価格が高くなります。
ご自身が買われた、または検討している航空券の効力については、航空会社に聞けば教えてくれます。

以上を踏まえまして日本からブラジル(または他の南米諸国)へ飛ぶ際の航空券として、考えられるルートは3つあります。

1.日本~北米(アメリカ・カナダ・メキシコシティ)経由~南米
2.日本~ヨーロッパ~南米
3.日本~中東~南米
4.世界一周航空券として寄り道

このうち、最も距離及び飛行時間が短いのは1の北米経由です。
日本→アメリカ→南米ルートの場合の最低飛行時間は約25時間。(日付上は翌日到着)
逆の南米→アメリカ→日本ルートの場合は、地球の回転の向きにより約28時間かかります。(日付上は2日後着)
アメリカ系航空会社でしたら、アメリカ国内を周遊(寄り道)しながら行くことも可能です。
ただし、問題点としてアメリカに一度入国する必要があります。

2番目のヨーロッパ経由は、基本的に各ヨーロッパ諸国の航空会社で飛び、その本拠地で乗り換えて、再び南米へ飛ぶルートです。
基本的に乗り換え地で途中降機(滞在)して、楽しむこともできます。
例えばブリティッシュ・エアウェイズで飛ぶとしたら、ロンドンに寄ることになります。

3番目の中東系は中東系の航空会社で飛び、ヨーロッパと同様に本拠地空港で乗り換えます。
メリットは中東系航空会社はその資金力で新しい航空機材が入ります。

4番目はその名の通り、世界一周する航空券です。
東西方向どちらかを選び、どの国・都市を回るかを自分で決定していきます。
出発地と到着地が同じ国であることが条件です。

なお、どのルートを選ぶにもマイレージは必ず入っておきましょう。
マイレージは飛行機に乗ることで貯まるポイントカードです。
現在の日本の航空会社では途中までしか運航されませんが、提携航空会社に乗ればマイルを貯めることができますので、乗る航空会社を確認しておきましょう。
この「マイレージ」で最も効率が良い利用方法は、遠距離の航空券を買ってマイルと呼ばれるポイントを貯めて、近場の航空券(国内線や近距離国際線)に取り換えて飛ぶことです。

基本はマイルという都市間の飛行距離がベースですが、購入された航空券により加算されるマイルが150%になったり、50%になったりします。例えば加算率100%以上の航空券でしたら、日本とブラジルを1往復するだけで、帰国後に日本の国内線1往復の特典航空券を取ることができます。

航空券の探し方ですが、検索サイトとして「スカイスキャナー」や「エクスペディア」というサイトがあります。
こうして計画することも楽しみの一つですので、今後のご参考にどうぞ。

このサイトでは、このサイトの主人公であるブラジル人少女「アンドレーア」をきっかけに、ブラジルや南米についてご興味をもらっていただきたくコラムを書いております。

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